人生を振り返るとき 3
「アメリカにいたとき外人の友人に最高権威であるライフマスター位をもっているのがいて、何回か誘われたが、ブリッジがあまりにも知能的なところが嫌でね。
賭け事はもちろん勝負や人生にも運がなければおもしろくないだろう。
だいいち運がなければボクは社長になれなかったからね」
「社長の場合は運やッキではなく、お世辞抜きに実力だったでしょうが、なんといっても経営哲学の面でひとを魅きつけるところがありましたからね」
先輩は社長になるまえ、常務時代に一度子会社の社長で転出しています。
このときは本人も周りもくこれで本社人生が終わりました。
再び本社に戻ることはあり得ないし、転出先の社長が"最後になる"とみていました。
ところが先代社長の思惑があり、後継者争いから、思いがけずカムバックして社長に返り咲いた経緯があります。
そしてこの先輩は子会社の社長時代からいろいろな語録や経営哲学を発言して業界紙などにはうけていました。
"国がやらぬことをワガ社がやるんだ"
"人間は考えた通りの人間になる。社員は自分の将来像についてイメージをもて"
"管理者は部下に指示するとき、アイディアを充分に示し、具体策を示さないと失格"