中野のおすすめ2
絵画では、円山派の絵画が比較的多い。
これは円山応挙が、三井家の庇護を受けた時期があったからで、掛軸、屏風などに応挙の弟子たちの作品が多く、円山派の末裔といわれる明治時代の森寛斎や川端玉章らの作品もある。
円山応挙の「雪松図」は、国宝に指定されている。
茶道具は、表千家との交友を通して収集してきたものだが、本阿弥光悦作の「黒楽茶碗雨雲」はことに有名だし、重要文化財になっている。
なかでも北家は、表千家との親交が深く、代々の当主は表千家の免許皆伝を受けていて、最大のパトロンでもあった。
このほかに二見の「瀬戸肩衝茶入」、「二徳三島茶碗」などあって、茶道家や茶道を嗜む人が訪れる。
訪ねた日も、お茶の稽古の帰りらしい中年の婦人のグループが、溜息とも感嘆ともつかぬ声で話し合いながら、「雨雲」を眺めていた。
こんなお茶碗を使ったら、お点前も格段とちがうのだろうか。
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