中野のおすすめ
~東京都中野区上高田~
三井文庫別館に収蔵されている美術工芸品の数は二千二百点余、その内容は絵画、書跡、中国の古拓本、茶道具、能面、刀剣と広い範囲に及び、このうちに国宝五点、重要文化財十四点、重要美術品四十五点が含まれるという豪華さ。
ほかに世界的に有名な五万点にのぼる切手のコレクションがある。
これらは全部、北家、新町家、南家の三井家から寄贈されたもので、社会経済史研究機関の三井文庫の別館として、一九八五年開館した。
三井家は、一六七三年京都と江戸に呉服店を開いたことに始まり、三百年余の歴史を持つ。
鳥居清長の筆になる「駿河町越後屋正月風景図」を見ると江戸時代の大店の賑わいが伝わってくるようである。
これらの収蔵品の一つ一つに歴史の重みが感じられる。